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こころの糧に

「もしあなた方が、わたしのことばにとどまるなら、あなた方は本当にわたしの弟子です。
 そしてあなた方は真理を知り、真理はあなた方を自由にします。」ヨハネ8:31-32
「力の限り見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はここから湧く。」箴言4:23

 この二つのみことばが私の心に響くようになってから、40年余りの年月が過ぎていきました。唯一の真理は神おひとりだけですが、私たち自身の歴史、現実もそれが実際に起こった出来事、体験、状態であるという意味で、小さな真理の一端といえる気がします。そしてその現実は、ときに望ましいものではなく、罪であることさえあります。
 私が自分の内なる世界の底にある否定的なものに目をとめ、受け入れた時に感じたあの自由の実感によって、このみことばを体験したことが何回かありました。今でもその体験は忘れられずに私の中に生きています。というわけでこのみことばは今もなお私に、真実に生きるようにと招き続けています。一人一人のうちに与えられているいのちの泉が、私の中でも湧き出し、あふれ出すのを注意深く大切に見守りたいと願います。      1月8日生まれのシスターWより



 「わたしはあなたがたをみなしごにはしない。」ヨハネ14:19
 「女が自分の乳飲み子を忘れるであろうか。母親が自分の生んだ子を憐れまないであろうか。
  たとえ女たちが忘れようとも、わたしがあなたを忘れることは決してない。」イザヤ49:15

 神様からの愛のみことばに信頼と安らぎを感じ、すべてを主にゆだねるように促されます。現代社会には、この愛を感じることが少なくなったように思います。
 しばしば弱さに陥る私ですが、「忘れない」「みなしごにはしない」この力強い言葉に照らされて、また元気を出して最後まで歩み続けていきます。
 また多くの人が神様の愛の気付くことができるように祈ります。
    1月10日生まれのシスターSより



 「恐れるな、あなたはわたしのもの。わたしはあなたの名を呼ぶ。
  わたしの目にはあなたは値高く、貴くわたしはあなたを愛している。」イザヤ43:1,4

「自分なんてダメなんだ」と決めつけていた、悲観的で恐れに覆われたトンネルの中にいた時がありました。自分ではどうしようもなく長く苦しい時でした。あの時、このみことばに出会って「おまえが勝手に『自分なんかダメなんだ』と言っているが、わたしの目におまえは価値があるんだよ。大切なんだよ。」という神さまの言葉が心に響き、真っ暗な闇の中に、パーっと光がさしたことを今も覚えています。
 今の私は、前向きにイエス様と共に、喜びながら毎日を過ごしていますが、時には自分にがっかりすることがあります。そんな時、
このみことばが私を励まし勇気づけてくれます。   1月11日生まれのシスターTより



 「苦しみがキリストから溢れ出すように、
    慰めもまたキリストから溢れ出るのです。」
                 第二コリント1:5

主にすべてをお委ねして、み心のうちにお捧げしています。
 心にあるお一人お一人に心から感謝してお祈りしています。
        

          1月15日生まれのシスターK  病床より



 「常に喜べ。たえず祈れ。どんなことにも感謝せよ。」
                 第一テサロニケ5:17-19

 そんな風になれたらどんなにいいでしょう。
 愛に生きるためだけにこの生活に召されたのに、と思います。

               1月19日生まれのシスターAより



 「丈夫な人に医者はいらない。いるのは病人である。
               わたしが来たのは義人を招くためではなく、
                      罪人を招くためである。」マルコ2:17

   私はこの言葉が好きです。
   思い出すたびに神様の愛といつくしみが
   深く感じられます。
         
           1月22日生まれのシスターSより