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こころの糧に

思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。
神が、あなたがたのことを心にかけていてくださるからです。

                       (新約聖書) ペトロの第一の手紙  5:7



およそ鍛錬というものは、当座は喜ばしいものではなく、悲しいものと思われるのですが、
後になるとそれで鍛え上げられた人々に、義という平和に満ちた実を結ばせるのです。

                       (新約聖書) ヘブライ人への手紙 12:11


母賛歌

富士山と母は よく似ている
うれしくて なつかしくて
大地にしっかり立って どこへも行かないで
嵐にも 暗い雲にも 負けないで
昼も夜も むくいは ついに求めないで
富士山になくて 母にあふれる
太陽のような あたたかさ ほほえみ 
永遠につづくのは 神と母の愛であろう

                  河野進 『母の詩』序詩    



かなしみ

かなしみは
わたしたちを強くする根
かなしみは
わたしたちを支える幹
かなしみは
わたしたちを美しくする花
かなしみは
いつも枯らしてはならない
かなしみは
いつも湛えていなくてはならない
かなしみは
いつも噛みしめていなくてはならない
                    坂村真民  『坂村真民全詩集』 









カモミール
    花言葉:逆境に耐える
        逆境で生まれる力


生命は

 生命は
 自分自身だけでは完結できないように
 つくられているらしい
 花も
 めしべとおしべが揃っているだけでは
 不充分で
 虫や風が訪れて
 めしべとおしべを仲立ちする
 生命は
 その中に欠如を抱き
 それを他者から満たしてもらうのだ

                 吉野弘 『二人が仲睦まじくいるためには』より一部抜粋 


喜びを感じる力

生きていくことに、悲しみはついてまわります。
けれども、
悲しみの数よりもはるかに多くの喜びが人生に用意されている、そう私は信じています。
そしてまた、
喜びを敏感に感じ取る能力というものがあると思っています。

死の病に冒され苦痛にあえぎながらも、さわやかな季節の風を感じて感謝する人、
ほんのひとくちでも家族とともに同じ食事を味わえることに満足の笑みを浮かべる人、
そうした患者に出会うたびに、この方はなんと悦びの感度が高いことかと私は感嘆します。

              日野原重明  『どうよく生きどうよく老いどうよく死ぬか』