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日々の祈りと活動

シスターたちのつぶやき、祈りや活動の分かち合いをしていくコーナーです。

   「私たちには、未来の世代に対して大きな責任があることに気付かなければいけません」
              
                教皇フランシスコ 東日本大震災の被災者との交流会での言葉


連日、ニュースで、「COP25」(第25回気候変動枠組み条約締約国会議)という言葉を耳にします。この会議では、来年2020年から、温暖化防止の全世界的な取り組みである「パリ協定」が、始動するにあたり、CO2等温室効果ガスの大幅削減に向けた議論が行われています。日本はというと、温暖化対策に消極的な国に贈られる「化石賞」などというものを2回も頂戴しているとか・・・



「COP25」関連のニュースを調べてみると、ドイツの環境NGO「ジャーマンウォッチ」が、2018年、気象災害の最大被害国は「日本」と発表しています。西日本豪雨災害、猛暑、そして台風21号による被害、これらの災害による被害総額が少なくとも約358億ドル(約3兆8920億円)にのぼったことを、その選考理由としてあげています。地球温暖化はもう今そこにある「気候危機」です。

今のままぼんやりと安楽に生活していたら来年はさらにひどい酷暑、台風被害となることは目に見えています。地球温暖化の危機感、恐怖を感じ、いち早く行動を起こしたグレタ・トゥーンベリさんに触発され、今日本でも若者達が声を上げ始めています。

ニュースを見ながら「このままではいけない!」という気持ちが沸き起こってきました。若者たちだけでなく、私たちの生活で始められること・・・それはまず、暮らしの中の「省エネ」をもう一度見直したいと思います。

・夏の冷房は28℃以上に設定する。
・クーラーではなく、うちわや扇風機を利用する。
・冬の暖房は20℃に設定する。
・買い物のときにエコバッグを使う。
・家族での外出は、車ではなくバスか電車を利用する。
・エレベーターを使わず、なるべく階段を使う。
・LED電球など省エネタイプの照明を使う。
・省エネタイプのエアコンや冷蔵庫などを使う。
・誰もいない部屋の電気はこまめに消す。
・夜ふかしをしないで、早寝早起を心がける。

                       HITACHI 地球温暖化を防ぐ工夫より


フランシスコ教皇様の来日にあたり各地でミサや集いがありました。
11月24日に広島で行われた「平和のための集い」に鳥取共同体の姉妹が参加しました。


カテドラル大聖堂では、長崎のミサが映し出され、多くの方々がミサをともに与っておられました。夕方の平和の集いに入場できなかった人たちも、ここでモニターを通して「平和の集い」に参加されたそうです。
夕闇の中で二千人の深い沈黙のうちに迎えられた教皇様の「平和の巡礼者として、この場所を訪れる義務を感じていました」との言葉に、あの過密なスケジュールは教皇フランシスコならではできた、熱い思いがあってのことと思いました。
メッセージ内容は各新聞にお任せして、貧しい私の心に響いた言葉は「戦争のための、最新鋭の兵器を製造しながらどうして平和について話すことができるでしょう」でした。爆心地に立ち、世界にメッセージを発信される姿に「神の人」の強さと美しさを目の当たりにした思いでした。

             教皇様の広島平和記念公園 記帳メッセージ

わたしは、平和の巡礼者としてこの地の歴史の中にあるあの悲惨な日に、傷と死を被ったすべての人との連帯をもって悼むために参りました。いのちの神が、(わたしたちの)心を平和と、和解と兄弟愛へと変えてくださるように祈ります。    
                フランシスコ         
                2019年11月24日



待降節が始まりました


待降節とはキリストが誕生された日であるクリスマスを待ち望み準備する期間。
準備で大切なことは幼子イエス様をお迎えする「心」を整えることです。

今日垂水教会では待降節の「黙想会とゆるしの秘跡」が行われました。ミサ後、林神父様から2回講話があり、そのあと赦しの秘跡を受けました。お聖堂の中はもちろんですが、昼食の時間も沈黙を守りながら静かに祈る時間を持ちました。一人ひとりが自分の心の深いところにとどまりながら「神の言葉がイエスという人となって私たちのもとに来られた」受肉の神秘を黙想しました。

私たちの共同体では待降節の間、沈黙や小さな犠牲をを心がけながら、救い主の到来を待ち望みます。神が自分の一人子を与えるほど世を愛されたことを深く味わっていきたいと思います。

父である神よ、あなたは救いを待ち望むすべての人とともにいてくださいます。
待降節を迎えたわたしたちの心を照らしてください。
争いや対立が絶えないこの世界にあって、キリストの光を頼りに歩んでいくことができますように。


待降節は4週間あり、毎週1本ずつロウソクに火がともされます。
今日は待降節第一主日だったので、1本目に火がともされました。それぞれのロウソクの色に意味があり、濃紫が「悔い改め」薄紫は「希望」ピンクは「喜び」白は「イエスキリスト」です。

フランシスコ教皇様の日本訪問も無事終わりました。11月23日に到着されてから、26日に帰国されるまで過密な計画の中、まさに飛ぶがごとく、東京、長崎、広島と回られました。様々な場所でたくさんの人々とふれあい、語られた言葉は宗教を超えて多くの人たちの心に響いたことと思います。特に、被爆地の長崎と広島で訴えられた「核廃絶」についてや、東京のミサの中であげられた、「若者が過剰な要求や、平和と安定を奪う数々の不安によって打ちのめされている」現状については、私たちがこれからどうすべきか問いかけられていると感じました。

さて、神戸に住んでいる私たち本部共同体一同は、残念ですが長崎にも東京にも行くことができませんでした。でも、修道院に居ながら、長崎と東京のごミサに与ることができました。なぜでしょう?
youtubeのおかげです。動画を大きくして高齢や病気のシスターたちも一緒にパパ様からの祝福をいただきました。画面を通して、大波のように押し寄せてくる聖霊の波そして恵み、本当に感激しました。


東京でミサに与った友人は「教皇様の熱いメッセージがダイレクトに伝わってきた!」「恵みをたくさんいただいた!」と言っていました。

長崎でミサに与った友人は「恵みのおすそ分け!」ということで、式次第を送ってくれました。

教皇様が残してくださったたくさんのメッセージを大切に受け取ります。そして、教皇様のご意向のため、心身の健康のためにもお祈りしています。


典礼暦のおおみそか


私たちが歩んできた典礼暦C年は、11月24日の「王であるキリスト」で一区切りとなります。来週、12月1日は「待降節」を迎え新しい典礼暦A年が始まります。
「王であるキリスト」の祭日は、この世の終わりに王として再臨されるキリストを祝います。大きな祝日の前には、いつものお祈りとは別に「聖時間」があるので、王であるキリストをたたえて皆で祈りました。


イエスはいつご自分を王として示されたのでしょうか。それは十字架においてです。十字架という失敗の中に、イエスから与えられる無償の愛が現れます。この日の福音はルカ23:35-43です。
随分前ですが、教皇フランシスコが「お告げの祈り」で話された言葉を引用します。

「イエスは、わたしのためにご自分のいのちをささげてくださいました。それにより、わたしたち一人ひとりは、自分の罪から救われます。」

イエスとともに十字架にかけられた犯罪人の一人は、このことをよく理解していました。「善い盗人」とも言われるこの男はイエスに懇願しました。「イエスよ、あなたのみ国においでになるときには、わたしを思い出してください」(ルカ23・42)。しかし、この人は堕落した犯罪人であり、その人生の中で犯した残虐行為のために死刑に処せられ、そこにいたのです。それでもこの人は、イエスの態度、イエスの従順さに愛を見いだしました。イエスの王職は、わたしたちを抑圧するのではなく、むしろ弱さや不幸から解き放ち、善と和解とゆるしの道を歩くよう勇気づけます。イエスの十字架を見つめ、「善い盗人」を見つめ、彼のことばを一緒に唱えましょう。「イエスよ、あなたのみ国においでになるときには、わたしを思い出してください。」自分が弱いと感じ、自分が罪人で、打ちのめされたと感じるときには、自分を見てくださるようイエスに願い求めてください。そして「あなたはそこにおられます。どうかわたしのことを思い出してください」と言ってください。

この世にはあまりにも多くの分裂があり、人類のからだはあまりにも多くの傷を負っています。そのような状況を前にして、おとめマリアの助けを願い求めましょう。わたしたちが、愛情と理解といつくしみをもってみ国を告げ知らせ、王であるキリストに倣うことができますように。